小説

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『氷菓』米澤穂信

米澤穂信さんの小説は初めて読みました。 『黒牢城』は前から気になっているのですが・・・ そんな米澤穂信さんの古典部シリーズというのがあると知り、読んでみました。 高校に入学した主人公の奉太郎は、同じ高校を卒業した姉からの手紙で、廃部目前の「...
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『カラスの親指』道尾秀介

タイトルは前から知ってたけど、読んだことなくて、ほんタメのたくみさんの大好きな道尾秀介さん読んでみようと思い購入。 道尾秀介さんの作品は『シャドウ』に続き2冊目です。 『シャドウ』のレビューはこちら。 詐欺師のタケさんとテツさんはある出来事...
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『ハサミ男』殊能将之

第13回メフィスト賞受賞作。SNSやミステリー小説のおすすめでもよく見かけていたので読んでみました。 美少女を絞殺、首にハサミを突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。物語はこの鋏男が3人目の被害者を決め、家の周りを下調べする場面から始まります。...
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『天上の葦』太田愛

大好きな太田愛さんの鑓水・修司・相馬の3人組シリーズ。『犯罪者』『幻夏』に続く第3弾です。 鑓水と修司のもとに、前作での天敵、磯部議員の秘書・服部がやってきて、渋谷のスクランブル交差点の真ん中で死亡した老人が、最期に何を指さしたかを調査する...
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『魔眼の匣の殺人』今村昌弘

今村昌弘さんの『屍人荘の殺人』を再読してすごくおもしろかったので、同じ剣崎比留子シリーズの『魔眼の匣の殺人』を読みました。 表紙はもちろん前作に続き遠田志帆さんです! 葉村くんと比留子さんは、前作の事件の元凶となった斑目機関について調査する...
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『十戒』夕木春央

『方舟』がすごくおもしろかったので、こちらも購入して読みました。 結果、めっちゃおもしろかったです。 わたしずっと「じゅっかい」と読んでいましたが、夫が通りすがりに「お、じっかい、これ話題だよね」と言って、それで「じっかい」と読むことを知り...
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『汝、星のごとく』凪良ゆう(ちょっとネタバレあり)

『流浪の月』がすごくよかったので、こちらの作品も読みました。 『流浪の月』で2020年本屋大賞を獲った凪良さん、この作品でも2023年本屋大賞を受賞しています。すごい。 瀬戸内の島に住む暁海と櫂。それぞれ親が頼りにならず、子供の2人が世話を...
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『屍人荘の殺人』今村昌弘

数年ぶりの再読。 大学のサークル合宿で泊まったペンションで起きる連続殺人事件。 ペンション全体がある特殊な状況で密室状態になり、さらにペンション内の部屋で密室殺人が起きる。 前に読んだ時は、ペンション全体が密室状態になったある状況が衝撃的す...
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『正欲』朝井リョウ

SNSで感想をよく見かけていて興味があり購入。 小学生の息子が不登校になり友達とYouTubeを投稿し始めた検事。 大学の文化祭の実行委員をやることになった女子大学生。 地元のイオンの中の寝具店に勤める女性。 まったく接点のない3人の日々が...
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『乳と卵』川上未映子

村上春樹さんと川上未映子さんの対談本『みみずくは黄昏に飛びたつ』を読んで、芥川賞受賞作の『乳と卵』を読もうと思いました。 川上さんの本は、先日『ヘヴン』を読んだのと、もっと前に『夏物語』を読みました。 この『乳と卵』は『夏物語』の登場人物が...