小説

本のこと

『兇人邸の殺人』今村昌弘

『屍人荘の殺人』『魔眼の匣の殺人』に続く剣崎比留子シリーズ第3弾です。 いやー、今回も想像を超える特殊設定でのクローズドサークルでした。 斑目機関の秘密を探るグループに声をかけられ、一緒に廃墟テーマパークに忍び込むことになった葉村くんと剣崎...
本のこと

『神の悪手』芦沢央

初読み作家さん。ほんタメでゲストに登場されている動画を見て、こちらの『神の悪手』を読みました。 将棋をテーマにした短編集です。 芦沢さんの本はゾワっとするような怖い話なのかなというイメージで、まだ読んだことがなかったのですが、この本に収録さ...
本のこと

『俺ではない炎上』浅倉秋成

『六人の嘘つきな大学生』がおもしろかったのと、ほんタメにゲストで出演されていた時のお話がすごくおもしろくて、他の本も読んでみたいと思いました。 50代のハウスメーカー営業部長の山縣泰介が、なぜかこれまで触ったこともないTwitterでの投稿...
本のこと

『invert城塚翡翠倒叙集』相沢沙呼

『medium』がおもしろかったので、続編であるこちらの本を読みました。ちょうど文庫版が出たタイミングだったので。 いやー、今回も遠田志帆さんの表紙が素敵です。毎回言ってますが、毎回本気で思っています。 『medium』以上に分厚いなあと思...
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『透明人間は密室に潜む』阿津川辰海

読書日記での膨大な読書量とわかりやすい解説に絶大な信頼を置いている阿津川さんの短編集です。 表題作は、透明人間病というものが存在し、透明人間が普通に存在する世界での物語。 透明人間が生活するには、そして殺人をするときにはどんなことに気をつけ...
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『ジェリーフィッシュは凍らない』市川憂人

第26回鮎川哲也賞受賞作。タイトルは知っていてずっと読みたいなあと思っていたのを今回やっと読みました。 あらすじを読むと、内容が理系・科学っぽいし、設定が外国で登場人物の名前もカタカナなので読みにくいかな、と勝手に想像していたのですが、実際...
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『この本を盗む者は』深緑野分

SNSで見ておもしろそうと思い購入。表紙がかわいくて好きです。深緑野分さんは初読み作家さんでした。 「本の町」読長町の中心的存在である「御倉館」を運営する御倉家の高校生・深冬は、本が大嫌い。 ある日、御倉館から本が盗まれたことで本の呪い「ブ...
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『推理大戦』似鳥鶏

ほんタメで「ほんタメ文学賞」2021たくみ部門受賞していた動画を見て、おもしろそうと思い購入。 ちょうど気になっていたところに文庫化されたのを書店で見かけて買いました。 日本の大富豪が発見した「聖遺物」を賭けて世界から集まった名探偵が推理ゲ...
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『名探偵のはらわた』白井智之

SNSでの評価も高くて、なんと言っても表紙が大好きな遠田志帆さんなので、気になっていたのですが、白井さんの本ってグロいって聞くしなあ、、と気が引けて何度か書店で手に取っては棚に戻す、というのを繰り返していました。 今回、思い切って買って読ん...
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『優等生は探偵に向かない』ホリー・ジャクソン

『自由研究には向かない殺人』が面白かったので、シリーズ第2作目の『優等生は探偵に向かない』を読みました。 じつはけっこう前に買ってはいたのですが、その分厚さにちょっと気が引けて、しばらく積んでいました。 今回、えいやっと気合を入れて読み始め...