本のこと

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『この本を盗む者は』深緑野分

SNSで見ておもしろそうと思い購入。表紙がかわいくて好きです。深緑野分さんは初読み作家さんでした。 「本の町」読長町の中心的存在である「御倉館」を運営する御倉家の高校生・深冬は、本が大嫌い。 ある日、御倉館から本が盗まれたことで本の呪い「ブ...
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『推理大戦』似鳥鶏

ほんタメで「ほんタメ文学賞」2021たくみ部門受賞していた動画を見て、おもしろそうと思い購入。 ちょうど気になっていたところに文庫化されたのを書店で見かけて買いました。 日本の大富豪が発見した「聖遺物」を賭けて世界から集まった名探偵が推理ゲ...
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『名探偵のはらわた』白井智之

SNSでの評価も高くて、なんと言っても表紙が大好きな遠田志帆さんなので、気になっていたのですが、白井さんの本ってグロいって聞くしなあ、、と気が引けて何度か書店で手に取っては棚に戻す、というのを繰り返していました。 今回、思い切って買って読ん...
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『優等生は探偵に向かない』ホリー・ジャクソン

『自由研究には向かない殺人』が面白かったので、シリーズ第2作目の『優等生は探偵に向かない』を読みました。 じつはけっこう前に買ってはいたのですが、その分厚さにちょっと気が引けて、しばらく積んでいました。 今回、えいやっと気合を入れて読み始め...
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『氷菓』米澤穂信

米澤穂信さんの小説は初めて読みました。 『黒牢城』は前から気になっているのですが・・・ そんな米澤穂信さんの古典部シリーズというのがあると知り、読んでみました。 高校に入学した主人公の奉太郎は、同じ高校を卒業した姉からの手紙で、廃部目前の「...
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『カラスの親指』道尾秀介

タイトルは前から知ってたけど、読んだことなくて、ほんタメのたくみさんの大好きな道尾秀介さん読んでみようと思い購入。 道尾秀介さんの作品は『シャドウ』に続き2冊目です。 『シャドウ』のレビューはこちら。 詐欺師のタケさんとテツさんはある出来事...
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『ハサミ男』殊能将之

第13回メフィスト賞受賞作。SNSやミステリー小説のおすすめでもよく見かけていたので読んでみました。 美少女を絞殺、首にハサミを突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。物語はこの鋏男が3人目の被害者を決め、家の周りを下調べする場面から始まります。...
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『魔眼の匣の殺人』今村昌弘

今村昌弘さんの『屍人荘の殺人』を再読してすごくおもしろかったので、同じ剣崎比留子シリーズの『魔眼の匣の殺人』を読みました。 表紙はもちろん前作に続き遠田志帆さんです! 葉村くんと比留子さんは、前作の事件の元凶となった斑目機関について調査する...
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『十戒』夕木春央

『方舟』がすごくおもしろかったので、こちらも購入して読みました。 結果、めっちゃおもしろかったです。 わたしずっと「じゅっかい」と読んでいましたが、夫が通りすがりに「お、じっかい、これ話題だよね」と言って、それで「じっかい」と読むことを知り...
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『汝、星のごとく』凪良ゆう(ちょっとネタバレあり)

『流浪の月』がすごくよかったので、こちらの作品も読みました。 『流浪の月』で2020年本屋大賞を獲った凪良さん、この作品でも2023年本屋大賞を受賞しています。すごい。 瀬戸内の島に住む暁海と櫂。それぞれ親が頼りにならず、子供の2人が世話を...