『みんな蛍を殺したかった』木爾チレン

本のこと

初めて読む作家さんでした。Xで読了ツイートを見かけることが多かったので、読んでみました。

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あれは三年前、丁度、蛍が飛びはじめる頃でした。

スクールカースト底辺オタク女子グループの中に突如現れた美少女・蛍。

小説家になりたい栞。ネットゲームにハマっている大川桜。双子の姉を事故で亡くした五十嵐雪。

それぞれがそれぞれの事情を抱えている。その日常の中に蛍が現れ、少しずつ掻き乱していく。

設定が2006年ごろなので、今より少し前の雰囲気。スマホがまだなくて、オタクも今よりあまり受け入れられてない感じで。

途中までは、まあそうなるよね、という正直予想通りの展開。と思っていたけど、そこから先は想像以上の闇の深さでビビりました。

いやー、チレンさん、すごいです。

ほんタメでたくみさんが「イヤミス」として紹介されていましたが、ほんとそんな感じでした(褒めてます)。

『神に愛されていた』もXでおもしろかったという感想をよく見るので、読んでみたいです。

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