2023-12

本のこと

『蒼海館の殺人』阿津川辰海

阿津川辰海さんの『紅蓮館の殺人』の続編です。 Xで『紅蓮館〜』を読んだ後あまり間を空けずに読んだ方がいい、という意見がけっこうあったので、そうしました。 読んでみて、確かに!と思いました。 紅蓮館と蒼海館はひと続きの物語ですね。 紅蓮館のラ...
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『名探偵のいけにえ』白井智之

『名探偵のはらわた』がおもしろかったので、続編の『名探偵のいけにえ』を読みました。 舞台は1970年代。ある宗教団体が築いたユートピア的な村・ジョーデンタウンに調査団として赴いた助手のりり子を心配して現地に乗りこんだ探偵・大塒が主人公です。...
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『でぃすぺる』今村昌弘

『屍人荘の殺人』など剣崎比留子シリーズがおもしろくて大好きな今村昌弘さんの新作を読みました。 剣崎比留子シリーズの第4弾かと思いきや、なんと主人公は小学6年生のクラスメート3人。 小学6年生のユースケ、サツキ、ミナの3人は、クラスの掲示係に...
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『未明の砦』太田愛

大好きな太田愛さんの新しい作品を読みました。 『犯罪者』『幻夏』『天上の葦』の鑓水、修司、相馬の3人組シリーズで大好きになった作家さん。 本作品はこのシリーズではないですが、弱い立場の人たちが、強大な権力を持つ側からつぶされそうになってもあ...
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『紅蓮館の殺人』阿津川辰海

大好きな阿津川辰海さんの長編推理小説『紅蓮館の殺人』を読みました。 山火事で炎がじわじわ迫ってくる中での、時間制限ありのクローズドサークルで起きる殺人事件。高校生2人組が推理を繰り広げます。 高校生探偵であり、人が嘘をつくと分かってしまう、...
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『invertⅡ 覗き窓の死角』相沢沙呼

霊媒探偵城塚翡翠シリーズ第3弾です。 そして「invert」Ⅱとあるように、前作に引き続き倒叙集の第2弾となっております。 倒叙ミステリというのは、最初に犯人がわかっていて、その犯罪がどうやって暴かれるか、犯人の立場で一緒にドキドキしながら...
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『兇人邸の殺人』今村昌弘

『屍人荘の殺人』『魔眼の匣の殺人』に続く剣崎比留子シリーズ第3弾です。 いやー、今回も想像を超える特殊設定でのクローズドサークルでした。 斑目機関の秘密を探るグループに声をかけられ、一緒に廃墟テーマパークに忍び込むことになった葉村くんと剣崎...
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『神の悪手』芦沢央

初読み作家さん。ほんタメでゲストに登場されている動画を見て、こちらの『神の悪手』を読みました。 将棋をテーマにした短編集です。 芦沢さんの本はゾワっとするような怖い話なのかなというイメージで、まだ読んだことがなかったのですが、この本に収録さ...
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『俺ではない炎上』浅倉秋成

『六人の嘘つきな大学生』がおもしろかったのと、ほんタメにゲストで出演されていた時のお話がすごくおもしろくて、他の本も読んでみたいと思いました。 50代のハウスメーカー営業部長の山縣泰介が、なぜかこれまで触ったこともないTwitterでの投稿...
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『invert城塚翡翠倒叙集』相沢沙呼

『medium』がおもしろかったので、続編であるこちらの本を読みました。ちょうど文庫版が出たタイミングだったので。 いやー、今回も遠田志帆さんの表紙が素敵です。毎回言ってますが、毎回本気で思っています。 『medium』以上に分厚いなあと思...