2023年12月は28冊の本を読むことができました。
どれも本当におもしろい本ばかりだったのですが、頑張ってベスト5を選んでみようと思います。
第1位 『地雷グリコ』青崎有吾
グリコ、ダルマさんが転んだ、じゃんけんなど、みんなが知っている遊びにルールを付け加えたゲームで高校生が本気の対決をするのがすごくおもしろかった。青崎さんのロジカルさが際立っていて、尊敬します。
青崎さんは『11文字の檻』やアニメ『アンデッドガール・マーダーファルス』もおもしろかったです。『体育館の殺人』のシリーズも読んでみたいです。
第2位 『スモールワールズ』一穂ミチ
夫婦、親子、姉弟、先輩後輩など、それぞれの人間関係の中で起こる日常のちょっとしたできごとが丁寧に描かれた短編集でした。
一穂ミチさんは『光のとこにいてね』がすごくよかったので、こちらの本を買って読んだのですが、どれも文章がキラキラと光っているようで、素敵です。
第3位 『ちぎれた鎖と光の切れ端』荒木あかね
無人島というクローズドサークルで起こる連続殺人事件の第1部と、その後の本土で起こる事件を追う第2部とで構成されています。第1部の謎が第2部で少しずつ明らかになっていく様子がドキドキして、引き込まれました。
荒木さんはデビュー作『此の世の果ての殺人』がすごくおもしろかったので、その後にどんな作品を書かれるんだろうと気になっていたのですが、想像を大きく上回るようなすごい作品でした。今後も楽しみです!
第4位 『13階段』高野和明
有名な作品ですが、初読みでした。少しずつ真相に近づいていくのを登場人物と一緒にドキドキしながら読むのも楽しかったし、死刑制度についても考えさせられる社会派の作品でもありました。
第5位 『星降り山荘の殺人』倉知淳
倉知淳さんの作品は初めて読みましたが、ユーモアセンスがとても好きでした。そしてラストはまんまと騙されました!びっくり度がこれまで読んだ本の中でもかなり上位だったので選ばせていただきました。
他にも、朝井リョウさんの『スター』や、呉勝浩さんの『スワン』も捨てがたく、かなり迷いました。
12月もたくさんおもしろい本が読めてよかったです。来年もたくさんの本と出会えることを楽しみにしています。
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