『午前零時のサンドリヨン』相沢沙呼

本のこと

『medium』『invert』がおもしろくて好きになった相沢沙呼さんのデビュー作です。

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相沢さんはマジシャンでもあるのですが、その魅力が存分に発揮された連作短編集でした。

ミステリというよりは、青春小説の要素が強め。

高校生の須川くんが一目惚れした初ちゃんは、学校では無口だけど、帰宅後はバーでマジシャンとして活躍していて、その時は雰囲気が一転します。

ギャップ萌え。

マジックをやらなければ誰も自分に興味を持ってくれないんじゃないか、と悩む初ちゃん。

魔法は魔法のままにしておくのが良い、タネを探ろうとするものではない、という初ちゃんの哲学。

事件に関わる中で同級生に投げつけられたきつい言葉に傷つく初ちゃん。

ただの青春小説ではなく、マジックとは、自分の存在価値とは、というところも含めておもしろかったです。

マジックに興味持ちすぎて、Amazonでトランプ買ってしまいました(笑)

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