『ルピナス探偵団の当惑』津原泰水

本のこと

「このミス2024」のコナンくんベストエピソードのコーナーで、阿津川辰海さんと斜線堂有紀さんがおすすめしていたエピソードがあって、「これが好きな人にはこちらの小説もおすすめ!」という感じで紹介されていたので興味を持って買ってみました。

津原さんの小説を読むのは初めてです。表紙がかわいかったのも、買ってみようという決め手の一つでした。

私立ルピナス学園高等部に通う彩子は、刑事である姉の不二子から事件の推理をよく頼まれます(強制されている?)。

友人のキリエと摩耶、片想い中の祀島くんも一緒になって、事件の真相を追究していくお話です。

本書には、3つの短編が収録されています。どれもすごくおもしろかった。

ミステリとしてもおもしろかったし、登場人物がみんなすごく魅力的でした。会話がすごくおしゃれ。

かわいらしさもあり、ユーモアもあり。うん、好きだなあ。

もともとは、講談社X文庫ティーンズハートに収められていた小説だったそうです。私が小学生の時に大好きで読みまくっていたやつです。ルピナス探偵団は知らなかったなあ。

続編に『ルピナス探偵団の憂愁』も出ているので、読んでみようと思います。

「このミステリーがすごい!2024」はコナンくんの表紙で即買いでしたが、内容も読み応えありまくりです。

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