『Iの悲劇』米澤穂信

本のこと

最近一番気になって追いかけている作家さん、米澤穂信さんの作品です。

タイトルからは、『Xの悲劇』的な本格ミステリ?(読んだことないけど)と勝手にイメージしてましたが、全然違った(笑)

Iというのは、Iターンを指しています。一人、また一人と住人が去っていき、ついに無人となってしまった山間の集落・蓑石地区。

そこに人を呼び戻そうというプロジェクトのために市長直属の「甦り課」が作られた。市役所職員の目で見たIターンプロジェクト。しかし移住してきた家族の間に次々とトラブルが起こり・・・

思ったより「悲劇」でした。せっかく移住してきた人たちの間でトラブルが続発して、どんどん去っていってしまいます。

そして驚きのラスト。

米澤さんの「古典部」シリーズのように、人が死なないミステリ、好きです。

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