2023-12

本のこと

2023年12月に読んだ本ベスト5

2023年12月は28冊の本を読むことができました。 どれも本当におもしろい本ばかりだったのですが、頑張ってベスト5を選んでみようと思います。 第1位 『地雷グリコ』青崎有吾 グリコ、ダルマさんが転んだ、じゃんけんなど、みんなが知っている遊...
本のこと

『13階段』高野和明

すごく有名な作品ですが、未読だったので今回読んでみました。 死神は、午前九時にやって来る。 高野和明さんのデビュー作にして江戸川乱歩賞受賞作。 死刑囚の樹原は、犯行時の記憶がなく、階段を登った記憶だけがかろうじて残っている。 冤罪の可能性が...
本のこと

『64(ロクヨン)』横山秀夫

だいぶ前に読んだことあったのですが、久しぶりに再読。 夕闇に風花が舞っていた。 『作家の読書道』で呉勝浩さんが「自分の人生を変えたミステリー」として紹介されていたのを読んで、久しぶりに読んでみようと思いました。 それと、僕がデビューする前に...
本のこと

『星降り山荘の殺人』倉知淳

SNSでレビューを見かけておもしろそうと思い、購入。 「でも、そんなこと云ったって仕方ないじゃないか、気が付いた時には手が出ていたんだから」 倉知淳さんの作品は初読みでした。 おもしろかったー。 雪に閉ざされた山荘で起こる連続殺人事件。設定...
映画・ドラマ

アニメ『アンデッドガール・マーダーファルス』

『11文字の檻』で青崎有吾さんの小説を初めて読んですごくおもしろかったので、他の作品も調べていたところ、『アンデッドガール・マーダーファルス』という作品がアニメ化されていて、Netflixで見れたのでさっそく見ました。 アニメは普段ほとんど...
本のこと

『午前零時のサンドリヨン』相沢沙呼

『medium』『invert』がおもしろくて好きになった相沢沙呼さんのデビュー作です。 相沢さんはマジシャンでもあるのですが、その魅力が存分に発揮された連作短編集でした。 ミステリというよりは、青春小説の要素が強め。 高校生の須川くんが一...
本のこと

アンソロジー『禁断の罠』

有名ミステリ作家の短編が一冊で楽しめる贅沢なアンソロジーです。 超豪華な作家さんの名前が並んでいるのを見て即買いでした。 新川帆立さん『ヤツデの一家』不器量な姉である私と、美しい妹、美しい異母弟の妖しい三角関係。 結城真一郎さん『大代行時代...
本のこと

『魔女の原罪』五十嵐律人

『法廷遊戯』『不可逆少年』がおもしろかったので、五十嵐律人さんの他の作品も読んでみようと思ってこちらの魔女の原罪』を読みました。 主人公の和泉宏哉が通う高校には校則がない。その代わり、法律を破った生徒は全校生徒にその罪が公開される。 そのせ...
本のこと

『スター』朝井リョウ

『何者』『正欲』を読んですごくおもしろかった朝井リョウさん。 表紙がかっこよかったこちらの『スター』を読んでみました。 ダブル監督として新人賞を獲った大学生の尚吾と絋。 大学卒業後、尚吾は尊敬する大監督の映画チームに入り、絋はYouTube...
本のこと

『ルピナス探偵団の当惑』津原泰水

「このミス2024」のコナンくんベストエピソードのコーナーで、阿津川辰海さんと斜線堂有紀さんがおすすめしていたエピソードがあって、「これが好きな人にはこちらの小説もおすすめ!」という感じで紹介されていたので興味を持って買ってみました。 津原...