ほんタメで「ほんタメ文学賞」2021たくみ部門受賞していた動画を見て、おもしろそうと思い購入。
ちょうど気になっていたところに文庫化されたのを書店で見かけて買いました。
日本の大富豪が発見した「聖遺物」を賭けて世界から集まった名探偵が推理ゲームを行う。
アメリカ代表の犯罪捜査AIとその開発者、ウクライナ代表はクロックアップという頭の回転をめちゃくちゃ速くすることができる能力の持ち主、日本代表は五感がものすごく鋭敏、ブラジル代表は嘘を見抜く能力を持つ。
そんな特殊能力を持つ名探偵たちが雪に閉ざされたビレッジに集まる中、事件が起こる。
この事件を解くのがゲームか、と勢い込んで推理を展開しまくる名探偵たち。
ここからのスピード感がすごかったです。
今まで読んだことのない多重推理ストーリーでした。
私は日本代表の高崎さんが好きでしたー。一人でしゃべりまくり、しかもツッコミを突っ込みを強要してくるのはしんどいなと思いつつ、仕事スイッチが入るとめっちゃかっこいい。
ほんタメの授賞式動画では著者が登場されていたのですが、話がすごくおもしろかったのも本を読んでみようと思ったきっかけになりました。
無駄に(失礼!)長いあとがきも、動画で著者が話しているのを見ていたので、あー確かにこういうの書きそうな人だったなあとニヤけてしまいました。
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