『屍人荘の殺人』今村昌弘

本のこと

数年ぶりの再読。

大学のサークル合宿で泊まったペンションで起きる連続殺人事件。

ペンション全体がある特殊な状況で密室状態になり、さらにペンション内の部屋で密室殺人が起きる。

前に読んだ時は、ペンション全体が密室状態になったある状況が衝撃的すぎて、犯人とかトリックが正直頭に入ってきませんでした・・・

いつかこれは夢でした、とか、現実はこうでした、みたいな種明かしがあるんじゃないか、きっとあるだろう、あるはずだ、と思いながら読んでいたら、最後までそんなのなかった。まじか・・・という印象しか残ってなかった。

でも今回再読して、普通に連続殺人のミステリーとしてめっちゃおもしろいと思いました。

主人公の葉村くんと、剣崎比留子のキャラクターもよかったし。

ワトソン的葉村くんにとってのホームズである明智さんもいいキャラでした・・・

でもほんと再読してよかったです。

大好きな遠田志帆さんの表紙も素敵。

続編の『魔眼の匣の殺人』も買ってあるので読むのが楽しみです。

追記:『魔眼の匣の殺人』読みました。レビューはこちら。

コメント