『都会のトム&ソーヤ(1)』はやみねかおる

本のこと

ほんタメでたくみさんとあかりんが読書好きになったきっかけとして子どものころに読んだはやみねかおる先生のシリーズものがあるというお話をしていましたが、私はこれまではやみね先生の本を読んだことがありませんでした。

時代が違うからですね・・・私が子どものころにはなかったので(1979年生まれ)。

ヤングアダルト向け小説の作家さんとして有名だそうで、たしかに児童書コーナーでたくさん並んだ背表紙を見たことがあったし、中学生の子供に聞いたら知ってると言ってました。たぶん読んだことある、と言ってた。たぶんって何。

親子なのに本に対する興味がまったく違うのが悲しいですが、子のみは人それぞれなのでまあしょうがないですね。

というわけで、「都会のトム&ソーヤ」シリーズ第1作を読みました。

主人公は中学生2年生男子二人。やたらサバイバル能力がある内人(ないと)と竜王グループ御曹司・創也(そうや)の冒険&謎解き物語です。創也は「究極のロールプレイングゲーム」を作るのが夢。伝説のゲームクリエイター・栗井栄太をライバル視していて、その正体を探ろうとしています。

内人はたまたま創也の秘密基地「砦」を知り、創也の冒険になかば強引に引きずり込まれていきます。

2人のキャラクターがいいですね。

内人はどこにでもいる平凡な中学生かと思いきや、おばあちゃんからいろんなことを教わっていて、サバイバル能力がめっちゃ高い。

ランタンを手作りしたり、ありあわせのものでペットボトル爆弾をつくってネズミを追い払ったり。いつか使えるかもと思って落ちてるものとか拾っておくとそれが後で役に立ったりしています。

創也は巨大グループの御曹司で勉強もめっちゃできるけどあまり人付き合いはよくないクールなキャラ。

でも栗井栄太のことになると急に暴走したり、ピンチになってからそれに気づくというちょっと天然な一面もある。

このコンビがいい感じ。

タイトルと登場人物の名前、創也はソーヤなんだというのはすぐ分かりますが、なんでもう1人が内人なんだろうとずっと不思議でした。

調べてみたら、トム→ト無→ト・ナイ→ナイトらしいです。気づかんかったー笑

私は車で通勤中にも読み進めたいと思ってAudibleでも聴いていたのですが、佐藤恵さんの朗読がすごくよかったです。結局最後は早く読みたくて本で一気にラストまで行きましたが。

同じような雰囲気の朗読ですごく好きなのが、森見登美彦さんの『ペンギン・ハイウェイ』のAiudible版です。

安國愛菜さんの朗読が本当に大好きで、何回も聴いています。主人公の男の子が物語を通してちょっと成長したところも声色で表現していて、それに気づいたとき震えました。

主人公が中学生なので、うちの中学生と一緒に読めたらもっと楽しかっただろうなと思いましたが、中学生というよりは小学校高学年向けですかね。

シリーズがたくさん出ているので少しずつ読み(聴き)進めていけたらいいなと思っています。

朝:プロテインマグケーキ、キウイ
昼:つぶあんぱん、肉まん
夜:サイゼリヤでいっぱい
おやつ:ベースブレッドメイプル、ソフトクリーム

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