遠田志帆さんの表紙イラストに惹かれて購入。
いろんな賞を獲って話題になっているのは知っていたけど手に取るまでは至らず、今回初めて読みました。
主人公の推理作家・香月史郎は、殺人現場に行くと犯人が視えてしまう霊媒・城塚翡翠と知り合いになり、2人で次々と事件を解決していく。
翡翠がいきなり犯人を教えてくれて、その後与えられた証拠などから香月が方法や動機を組み立てて事件を解決するという独特の手法。
何件かの事件がこのような流れで解決されて、翡翠はたしかに可愛らしいけど、香月との関係描写もなんか浅いなあとか思いながら読み進めていくと、最終章でびっくり仰天させられました。
さすが、やっぱりこの章があるから本格ミステリ大賞、このミス、本屋大賞などなど数々の受賞があるんだなと納得しました。
あとがきを読むと、著者の相沢さんはマジシャンでもあるんですね。マジックには必ずトリックがあり、見ている人が引っかかるようにあえてミスリードするような怪しい部分を作りつつそれを否定してさらに驚かせる。
論理的に組み立てられたマジックの考え方が小説にも生かされているんだろうなあと感じました。
文庫のカバーが、清原伽耶さんのドラマ化決定バージョンになっていたので、読みながら脳内で翡翠の姿が清原さんに自動変換されてしまったのがいいのか悪いのか…
私はしばらく日本のドラマを見てなくて韓国ドラマばかり見ていたのですが、日本のドラマもおもしろいのいっぱいあるんですね。
ラストマンと准教授・高槻彰良も原作読んだ後にドラマ見ましたが、よかったです。
霊媒探偵・城塚翡翠は続編も出ているので読んでみたいなと思いました。
遠田志帆さんの表紙イラスト、好きすぎる。
朝:プロテインマグケーキ
昼:カニカマバー、つぶあんぱん、タコとブロッコリーのバジルサラダ(セブンイレブン)
夜:ポトフ、メロンパン(ローソン)
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