『午後のチャイムが鳴るまでは』阿津川辰海

本のこと

阿津川さんの書評本を読んで好きになり、小説も読みたいと思って購入。

おバカなことに全力を注ぐ高校生たちの日常の中に起こるちょっとした事件。

各章の事件は65分間の昼休み中に起こり、そして解決されるという連作短編集です。

先生に怒られないように消しゴムをトランプ代わりにしてポーカー大会をやる男子たちの話。

うちの中学生息子が、デュエマのカードは学校に持って行くと怒られるから、コピー用紙を同じサイズに切って手書きでカードの内容を写して何十枚も作って学校で友達と遊んでると楽しそうに話していたのを思い出しました。

勉強もしないで夜な夜なデュエマカード作りをする男子を横目で見ていた日々…

大人から見たらそんなことに時間使ってどうすんのって思うけど、そういう熱量も中学高校時代には大事なのかなあと、この本を読んで改めて思いました。

そしてただの学園青春ストーリーではなく!ラストですべてがつながり、え?え?あ、そういうこと!?と前のページを何度も見返してうわあーってなりました。

もともとほとんど本を読まない中学生息子は私が勧めた本はまず読んでくれないのですが、これはぜひとも読んで欲しいなあ。

阿津川さんの書評本もおすすめです。熱量がすごい!

朝:プロテインマグケーキ、キウイ
昼:ベースブレッドレーズン
夜:ベースブレッドメイプル、カニカマバー、カレーライス
おやつ:ぶどう

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