本屋さんで見かけておもしろそうと思って購入。
就活の最終選考に参加している大学生の話。
グループディスカッションで課題について話し合ってください、全員採用もあり得ます、と説明されていたのに、直前になっていきなり、六人で話し合って一人の内定者を決めるようにと言われてしまう。
それまではみんなで協力して、全員で内定もらおうぜ!だったのが、突然全員がライバルになってしまった。
そんな中、六人それぞれの過去を告発する文書が部屋の隅から発見される。
嘘をついているのは誰?こんな文書を用意して他人を落とそうとしたのは誰??
この作家さんの作品は初めて読んだけど、展開がテンポよくて、ぐいぐい読み進められたのと、いろんな伏線が貼られていて、これ前に出てきた気がするな、と思って遡ってみてみるとやっぱり、ということがたくさんあって、よく考えられているなあと思いました。
よく言われることだけど、ある人について自分が知っていることだけがその人のすべてじゃない。
人にはいろんな一面があり、いいことをした人はつねに善人で、悪いことをした人はすべてにおいて悪人というものでもない。
最近聴いたコテンラジオのシンドラー編を思い出しました。
『シンドラーのリスト』のシンドラー。映画は見たことないけど名前は知っていて、きっと聖人君子で素晴らしい人なんだろうというイメージだったけど、じつは愛人がたくさんいたり、最初はお金儲けがモチベーションだったっぽかったり、はじめから使命感や正義感でユダヤ人を助けようとしたわけではなく、成り行きで放っておけなくなったのかなとか、なんかすごく人間らしくて親近感を持ちました。
私は就活らしい就活をしたことがないのだけど、本当にたいへんそうだ。。
朝:プロテインマグケーキ
昼:ベースブレッドメイプル
夜:カニカマバー、昆布おにぎり、メロンパン
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